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連載記事

輝いている人

「才能はみんな持っている」

自分の持っている問題解決力に
気づかせるだけなんです。

和泉蓮華会副理事長 中野 勇 さん

  「こころの時代」といわれる近年、こころの問題を抱えている人が増え、その解決に何らかの援助を必要とする人が多くなっている。臨床心理士は、このような人に面接や観察、各種の心理検査などによって、その人をよく知り、どのような援助が適切であるかを総合的に判断する。こころの問題を解決するためには、個人の心だけを扱うのではなく、その人を囲む環境への働きかけが極めて大切となる。

 「趣味がないのが趣味。強いて云えば、毎日の散歩ぐらい」と、穏やかな笑顔で応えてくれた。

 元・県立高の校長先生。松山南高、松山東雲短大、愛媛大学非常勤講師のほか、県臨床心理士会倫理担当理事など、数多くの肩書きを持つ。


 いじめや登校拒否、家庭内暴力に苦しむ子どもたちやその親への「こころ」のケアに取り組んでいる。将来への不安を持つ思春期の子どもも実に多い。だが子どもたちだけではない。仕事に悩み、対人関係に苦悩する社会人へのカウンセリングもある。

 「世の中の変化でしょうか、鬱傾向の相談が多くなった。でも、自分の力、才能はみんな持っている。温かい環境があれば、苦難を乗り越える力を持っているんです。自分で気づき自分で育てていける力があるんです。それを、ほんの少しだけ支援させて頂いています」

 中野さんは『現場』が好きという。悩みのある子供たちや障害を持ち苦悩する人たちに、近づき交わりたい。こんな仕事をこれからも続けていきたいと話す。



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