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連載記事

情報技術 第18回

あなたのパソコンは狙われている
●USBメモリ その利便性と脅威

 近頃、パソコンにはフロッピーディスクユニットが搭載されていない。CD-RWなどの光学式で書き換え可能なメディアや、読み書きが高速で大容量のUSBメモリの広まり、少量データならメールでやり取り、など、必要性が薄れたためだ。今回は、フロッピーディスクに代わるメディアの地位を確立した感のある「USBメモリ」に注目してみた。


 コンパクトで大容量データを格納できるUSBメモリ。CDやフロッピーのように専用装置での読み書きの必要がなく、その形状から衝撃にも強い。

 ここ数年、安価に入手できるようになり、シェアも急激に伸びた。パソコン利用者の必需品である。データ保存用のメディアとしてだけではなく、ソフトのインストール用媒体、ライセンスやPC利用のための鍵、指紋認証のセンサーなど用途は広がり、その利便性は極めて高い。だが、利便性が高くなればなるほど、それだけリスクを背負うことにもなる。

 このところのコンピュータウイルス被害件数をみると、USBメモリ経由の感染が圧倒的に多く、不正プログラムのターゲットとしても常態化している。

 
 USBメモリを研究や授業で利用することが多い大学での調査では、対象27大学のうち13大学で感染の報告があった。ウイルス対策ソフトの更新を怠っていた(九産大)、ネット未接続のため対策ソフトを入れてなかった(東大)など。学校側の管理体制に問題があるとの指摘もあるが、USBメモリの急速な普及が生んだ感染事例である。

 では、USBメモリの管理はどうすればいいのか。持ち主のはっきりしないメモリは使用しないこと、USBメモリからファイルを開く前にウイルスチェックを行うこと、Windowsの設定でUSBメモリの自動再生を無効にしておくこと、隠しファイルを表示させておくこと、などがその方法として挙げられる。

 だが、何よりも重要なのは、ウイルス対策ソフトを最新の状態にしておくことである。感染ルートがWebサイトやメールとは限らない今、ウイルス対策はパソコン利用者の義務でもあるのだから。


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